実印とは・・・
役所に印影を登録し「印鑑証明」をとることによって、その書類の捺印は間違いなく貴方のものである、と法的に証明することができる印鑑です。
契約書、公正証書、車・不動産の購入、保険金受領、遺産相続等の諸手続きなどに必要とされます。 人生の節目に必ず必要となる印鑑です。
● ひとりにつき1本、登録します。
たとえ家族であっても同じ実印を共有して使うことはできません。
また、量産されている既製の印鑑では、登録者本人だけの印とはいえないため、実印には適しません。
● 戸籍上の姓名が彫られた印鑑以外登録できません。
姓または名のみも可ですが、略字や通称は不可です。あくまでも戸籍どおりでなければなりません。
● 大きさに規定があり、小さ過ぎたり(直径8mm未満)大き過ぎたり(直径24mm超)する印鑑は登録できません。
慣習的に、直径13.5mm〜18.0mm程度のものが多いようです。
● 欠損や歪みなどによって登録時と印影が変わると、実印として使用できなくなってしまいます。
印影が変わると、役所に出向き新しい印鑑を登録し直さなければなりません。このため、実印にはなるべく耐久性の高い材質が求められます。
■ 【参考】「最も一般的なタイプの実印」
以上、実印を作られる際の参考になさってください。
実印 を選ぶときに大切なこと・・・
【参考】の一般的な仕様をふまえた上で、材質・書体など自分の気に入ったものを選んでください。
耐久性や朱肉付きの良さなども勿論大事な選択のポイントですが、実は結構 見た目やイメージも大切です。なにしろ、あなたの象徴(しるし)として、一生のお付き合いをする印鑑ですから。
● 牛角(オランダ水牛)は世界に同じ模様が2つとないオンリーワンの印材。
● 黒水牛の漆黒は風水で「秘密を守る」色とされます。
● パワーストーンの印鑑からは、悠久の時と自然の力が感じられます。
実印もいわば事務用品のひとつとではありますが、単なる実用品というだけではなく、人生の節目に特別な気持ちをこめて使用される、『持ち主の分身』とも言われる大切な縁起物です。
貴方が自分の人生において、ひとつの時代にクサビを打ち、新しい時代の始まりを記念する門出に使用する印鑑、だからこそ・・・
ご自身が10年後も20年後も、『自分のしるし』として思い描いてピンとくるものを選んでください。
大袈裟に聞こえるかもしれませんが、実印を購入するということは、未来の自分自身への贈り物 でもあると思うのです。今だけでなくこの先、いつかこの印鑑を使用するときのご自身の幸運を祈って選んで戴きたいと願っています。
■ 実印の価格について ・・・ 実印 価格表
■ 材質について ・・・ 印鑑の材質について
■ 一級技能士・伝統工芸士手彫りの実印 ・・・ 甲州手彫り伝統工芸印鑑
■ パワーストーンの実印 ・・・ パワーストーン印鑑
銀行印とは・・・
金融機関の口座印として登録する印鑑です。
複数量産されている既製の印鑑や、照合しにくい古い不鮮明な印鑑は適しません。
また、印鑑そのものだけでなく、印影を盗まれないように、実印・認印とは別に作っておきます。通帳とも別々の場所に保管するようにしましょう。
■ 【参考】最も一般的なタイプの銀行印
◆銀行印の印影例◆
(※) 銀行印に多い「横彫り」とは、実際は「1文字ずつの縦彫り」です。
印影例の篆書体・隷書体のように、通常の横書きとは左右が逆になります。
銀行印を選ぶときに大切なこと・・・
上に書かれている基本なポイントをおさえて、材質・書体など気に入ったものを選びます。
その上でさらに、セキュリティーの面から、銀行印は何本かの異なる印鑑を金融機関によって使い分けることをお奨めします。
1本だけで全部に使いまわしてしまうと、万一紛失したり盗難に遭ったりしたとき、金融機関に預けてある貴方の全ての財産が危険に晒されることになります。
少なくとも、普段から出し入れして使っている口座と、定期預金などのまとまった貯蓄用の口座ぐらいは分けておきましょう。
「銀行印が複数本あると管理が大変」という場合は、銀行系・証券系・保険系で分けたり、流動性預金・定期性預金のように資産種別でグループ分けするなどして、それぞれを、牛角、黒水牛など材質の異なる印鑑で作っておくと覚えやすく混同しにくいようです。
◆◇◆ ◆◇◆ ◆◇◆
◎ 銀行印は、なぜ「横彫り」で作る人が多いのでしょう?
横彫り(一文字ずつの縦彫り)は銀行印に多い彫り方です。
認印を横彫りで作られる方は滅多にいらっしゃいません。理由はいくつかあるようです。
理由その1: 認印と銀行印の区別をハッキリさせるため
銀行印は印影を他人に知られないようにするものですが、認印と間違えて使ったりすることがないように横彫りにします。
理由その2: 縁起をかついで
銀行印はお金に直結するため、縁起をかつがれやすい印鑑です。お札に印刷されている印と同じ大きさ(直径15ミリ)で作るというのもその一つ。また、「黒字」にちなんで銀行印は黒水牛でという方もいらっしゃいます。
横彫りの場合は、『お金は天から下り↓↓てくるもの。縦だとそのまま上から下へと通り過ぎてしまうが、横だと自分のところでた(貯)まる』(?)といわれるそうです・・・・。
また、文字が横に並んでいる方が、倒れにくく安定しているからともいわれます。
■ 銀行印の価格について ・・・ 銀行印 価格表
■ 材質について ・・・ 印鑑の材質について
■ 一級技能士・伝統工芸士手彫りの銀行印 ・・・ 甲州手彫り伝統工芸印鑑
■ パワーストーンの銀行印 ・・・ パワーストーン印鑑
認印とは・・・
職場では様々な伝票や書類等に、家庭では回覧板や宅急便の受取り等に使う、普段使いの印鑑です。
実印や銀行印と違い、誰のはんこが押してあるのか名前がわかりやすい印鑑にします。
通常印影を登録することはないので、シャチハタ印のような朱肉インキ浸透式のはんこ(種別は「ゴム印」)を代用する場合もあります。
ただし、役所への提出書類等では、押し方によって印影のかわるゴム印やシャチハタ式印の使用は認められないため、誰でも必ず1本は持っておかなければならない印鑑です。
■ 一般的な認印
◆認印の印影例とサイズ◆
個性をプラスしてイラストを添えたオリジナルのデザイン印影もあります。
◆デザイン印影例◆
認印を選ぶときに大切なこと・・・
既製印鑑にはない名字だったり、ちゃんとした認印を作っておこうという場合、銀行印と混同しない材質、大きさ、印影で作製することをお奨めしています。
はっきりした違いがあるほうが管理がし易くなります。
銀行印と認印を混同して使うと印影を盗まれる元となりますので気をつけましょう。
認印は思い切って趣味に走っても楽しいものです♪
クールな印鑑、エレガントな印鑑、スタイリッシュな印鑑やキュートな印鑑、また、印鑑ケースとお揃いのものや印影にイラストの入ったものなど、バラエティに富んだ認印が販売されています。
是非、お気に入りを見つけてください!
★ 認印の心得 (←ココ大事)
「認印=どこにでも気軽に押せる印鑑」と思われがちですが、押印の責任は実印と同じです。
実印のように 『これは貴方の印鑑である』 という証明書が役所から発行されないだけで、たとえ認印でも 『これは貴方の印鑑である』 という確かな証拠があれば、押印の責任は実印とかわりありません。
押印はくれぐれも慎重に!
■ 認印の価格について ・・・ 認印 価格表
■ 材質について ・・・ 印鑑の材質について
■ 一級技能士・伝統工芸士手彫りの認印 ・・・ 甲州手彫り伝統工芸印鑑
落款印とは・・・
書画や絵手紙などの完成時に自作を示すため押される印鑑です。
■ 落款印の一般的特徴
◆落款印の印影例◆
落款印を選ぶときに大切なこと・・・